助成事業

助成実績 課題提案型研究助成

課題提案型研究助成

社会発展の基礎を築く研究を課題提案の形式により研究活動に携わる研究者から広く募り、優れた提案に対し研究助成を行うもので、従来の研究助成に加えて平成15年度から実施した。

2016年度(平成28年度)課題提案型研究助成

(大学名等および役職は申請時のもの)

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研究課題 大学名等 役職 氏名
1 プレスを用いたヘミングにより接合された高強度鋼中空軽量部材の開発 豊橋技術科学大学 准教授 安部 洋平
研究要約
自動車車体の軽量化、衝突安全性、耐食性を高めるために高強度鋼中空軽量部材を開発する。一般的な中空部材は溶接による接合であるが、生産性の高いプレスを用いたヘミングによって接合する。2 部品からなる中空部材をめっきされた高強度鋼板の組み合わせで得るためにヘミングによる接合性の調査を行う。接合された中空部材の圧縮、曲げ強度を測定するとともに強度の向上を試みる。
2 有機超弾性によるスマートな擬弾性材料の開拓 横浜市立大学 教授 髙見澤 聡
研究要約
塑性変形したものが自発的に形状回復する特性である超弾性を発現する有機材料では、従来の金属材料やプラスチックでは実現できない衝撃強度および歪み量の厳密制御が期待できる。平素の剛性と衝撃時の柔軟性を併せ持つ軽量な形状復元材料の創出が可能であり、従来の材料では不可能な静寂性や安全性を発現するスマートな軽量材料開発を指向する有機超弾性研究を行う。
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