助成事業

助成実績 課題提案型研究助成

課題提案型研究助成

社会発展の基礎を築く研究を課題提案の形式により研究活動に携わる研究者から広く募り、優れた提案に対し研究助成を行うもので、従来の研究助成に加えて平成15年度から実施した。

2017年度(平成29年度)課題提案型研究助成

(大学名等および役職は申請時のもの)

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研究課題 大学名等 役職 氏名
1 自動運転車と人間の相互理解に基づく協調型自動運転技術 立命館大学 教授 和田 隆広
研究要約
自動運転レベル2、3(SAE)ではドライバは介入要請に適切に対応する必要があるが、これが難しい場面も多い。本研究ではドライバとシステムが共に運転操作を行う権限共有モードを導入し、両者の相互理解を促す。これにより自動運転を人間にとって使いやすい形で実現すると共に、自然とドライバを制御ループ内に留まらせて権限委譲への準備を促す、新しい自動運転スタイルと、そのためのインタフェース技術、制御技術を提案する。
2 運転者や同乗者の気分に応じて自動運転走行特性を変えられる眼球計測システム 筑波大学 教授 星野 聖
研究要約
ベルト等による頭部への固定や、ゴーグル等による周辺光の遮蔽がなくても、昼夜の長時間計測が可能な、小型軽量な眼球運動計測メガネを開発する。同システムの装用により、自動運転中の自動車運転者や同乗者の気分や不快感などに応じて、運転速度を自動的に遅くしたり、急発進・急減速をなるべく減らす。あるいは反対に、覚醒水準や快適度などが高い場合には、走行にメリハリが出るよう走行特性に変更を加えることが可能となる。
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