助成事業
助成実績 課題提案型研究助成
社会発展の基礎を築く研究を課題提案の形式により研究活動に携わる研究者から広く募り、優れた提案に対し研究助成を行うもので、従来の研究助成に加えて平成15年度から実施した。
(助成期間:2023年8月〜2025年5月)
(大学名等および役職は申請時のもの)
| 研究課題 | 大学名等 | 役職 | 氏名 | |
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| 1 | 革新的ハニカム多孔体による低コスト・高効率パッシブ冷却技術開発 | 九州大学 | 教授 | 森 昌司 |
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研究要約
本課題では、環境負荷低減とエネルギー消費の削減を目指す革新的パッシブ冷却技術を開発する。申請者が独自に提案するハニカム冷却技術により沸騰冷却の限界を従来比5倍(500W/㎠)まで向上させた。本課題では、新たに電解析出の自己組織化現象を活用しハニカム多孔質体内部構造を緻密に制御することで、超高熱流束除熱〈従来比10倍(1000W/㎠)〉を実証する。
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| 2 | 燃料電池自動車の普及を加速させる高活性及び高耐久性を有する酸素還元電極触媒の創出 | 東京理科大学 | 教授 | 根岸 雄一 |
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研究要約
2050年におけるカーボンニュートラルの実現を目指し、2030年以降の燃料電池自動車の普及拡大に繋がる高機能な酸素還元電極触媒の創製に取り組む。具体的には、白金(Pt)担持触媒の構成原子数制御、合金化、メラミン修飾、担体加工により、2030年目標である1,740A/gの2倍の3,480A/gPtの質量活性と市販のPt NPs/CBよりも高い耐久性を有した酸素還元電極触媒を創製する。
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| 3 | ハイブリッドパワートレインシステムの諸元探索手法の開発と軽自動車への応用 | 産業技術総合研究所 | 主任研究員 | 水嶋 教文 |
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研究要約
2035年電動車義務化に向けて軽自動車の電動化対策は急務である。本研究はエンジン・車両シミュレーションモデルと品質工学ツールを連携させることで、パラレルハイブリッドシステムの出力制限を考慮したモータ、バッテリー、エンジン諸元の同時探索手法を開発し軽自動車に応用する。エンジン諸元については冷却損失低減のため排気量拡大を視野に入れ、出力制限のためのミラーサイクル化と圧縮比向上の最適解を探索する。
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| 4 | 無水高温型 PEM を有効活用するための燃料電池構造・全体システムの開発 | 北海道大学 | 教授 | 田部 豊 |
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研究要約
120℃以上でも運転可能な無水高温型PEM燃料電池は、外気との温度差を従来型の2~3倍とすることで冷却能力を格段に向上させられる他、加湿器・加湿制御の廃止、改質器の簡素化、使用できる燃料の選択肢拡大などの利点を有する。本研究では、無水高温型PEM燃料電池における外気温度からの起動時の凝縮水排出促進構造、高温運転時の酸素輸送促進構造、および無水高温型PEM燃料電池を有効活用するための最適なFCシステムを提案する。
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